生命の樹

生命の樹の意味を知る3つの側面

生命の樹 セフィロトの樹 treeoflife treeofsmile

生命の樹、生命の木、Tree of Life、セフィロトの樹、Sephirothic tree、など様々な呼び名のある不思議な樹。
昨今はテレビアニメ、映画、コミック、ゲームなどでも取り上げられご存じの方も多いと思います。
しかし、いざ調べてみると思ったより情報が少なかったり難解だったり。
ここでは生命の樹に触れ合う入門編として下記の3つの側面から見てみます。

  • 旧約聖書 創世記
  • カバラ
  • スピリチュアル
きつねたん
きつねたん
何だか難しそうだなぁ
ねこたん
ねこたん
まずは、気になったところや興味が持てそうなところを見てね。
きつねたん
きつねたん
ふむふむ。スピリチュアルは気になるかも。
ねこたん
ねこたん
生命の樹に関係する部分だけを抜き出して、出来るだけ現代の分かりやい言葉にしてあるよ。気楽に読んでね。

旧約聖書 創世記と生命の樹

生命の樹の原点

生命の樹とは「Tree of Life」の日本語訳で、カバラでは「セフィロトの樹(Sephirothic tree)」とも言われています。
旧約聖書の創世記で、エデンの園の中央に植えられた樹であり、生命の樹の実を食べると、神のように永遠の命を手に入れられるとされています。
その生命の樹が生命の樹の図形の原点と言われています。

生命の樹の実

生命の樹とは神と等しい命を表します。
神ヤハウェは、知恵の木の実を食べた人間が、生命の樹の実までも食べて永遠の生命を得ることを怖れました。
唯一絶対の神である自身の地位が脅かされることを怖れたのです。
そのため、アダムとイブをエデンの園から追放し人間に食べられないよう守ったのです。

カバラと生命の樹

生命の樹(セフィロトの樹)とカバラの繋がりはとても深いです。
ここではカバラも併せて大まかに説明しています。

カバラの思想

「カバラ」とはヘブライ語で「受け継がれてきた伝承」という意味です。
そしてカバラでは「思考は言語から生まれるのであって、言語から思考が生まれるのではない」と言われています。

これは、
『はじめにことばがあった。ことばは神と共にあった。ことばは神であった。』
(ヨハネによる福音書 第1章 第1節)
ここに通じるのではないかと思われます。

思考と言葉

思考と言葉の関係は直感と象徴の関係に等しい。象徴は概念的説明に先立っている。
これが「カバラー」が成長しつつある体系であり「歴史的遺物ではない」とされるゆえんです。
現代の分かりやすい言葉だと、潜在意識、顕在意識の仕組みを理解していた事が発展の鍵だったと言っているように思います。

カバラーの四項目の分類

実践カバラー 護符の作成や典礼魔法から成る
教義カバラー 「カバラー」文献から成る
文字カバラー 文字と数値を扱う
書かれざるカバラー 「セフィロトの樹」に割り当てられた象徴体系の配当法に関する正しい知識

世界の概念図としてのセフィロトの樹

セフィロトの樹は神秘思想のカバラにおいて様々な解釈がなされています。
近代以降の西洋魔術、特に黄金の夜明け団などでは、生命の樹をタロットカードと結び付けての研究が行われていたことでも有名です。

「セフィロトの樹」とはカバラ思想における「世界の概念」です。
その概念を表す図(概念図)として生命の樹の図形が描かれています。
そして「体系」ではなく「方法」という事が強調されています。

カバラーが伝承であり体系セフィロトの樹が方法、という事になります。

セフィラとセフィロトの樹

生命の樹の図形は「セフィラ」と呼ばれる「10個の光球/○(丸)」と、セフィラをつなぐ「22本のパス(径、小径)」で描かれています。
セフィラの複数形がセフィロトなので、「セフィロトの樹」と呼ばれているのです。

10個のセフィラにはそれぞれ意味があり、それぞれに対応する色、惑星、鉱石、大天使などがあります。
またカバラ由来の樹は「セフィロトの樹」が正しく「生命の樹」と混同すべきではない。と言われていましたが、現代では「セフィロトの樹」と「生命の樹」は同じと解釈されています。

命のメッセージとしてのセフィロトの樹

セフィロトの樹は神と等しい命を表し、その実は永遠の命をもたらすと伝えられています。
10個のセフィラとそれぞれを結ぶパスでできている生命の樹の図形の中には「神と等しい命、永遠の命とは何か」というメッセージがあるのです。

カバラーによれば、簡単に言うと生命の樹とは、科学、心理学、哲学、神学を一つの形に要約する図式であります。

スピリチュアルと生命の樹

生命の樹の始まり

セフィロト(生命の樹)はアイン(無)からの始まりです。
「アイン(無)」「アイン・ソフ(無限)」「アイン・ソフ・オウル(無限光)」
この中の「アイン・ソフ・オウル(無限光)」から1つのセフィラが産まれました。

その1つ目のセフィラから2つ目、2つ目から3つ目、3つ目から4つ目、というように10番目のセフィラまで続き、出来たのが「セフィロト(生命の樹)」となります。

意識の現実化を表す生命の樹

「アイン・ソフ・アウル(無限光)」は生命の樹の第1のセフィラから閃光を発することで順番にセフィラを通過し、物質世界に到達しました。
意識が現実化するように、形無いものが物質化していったのです。

ひらめきの現実化。何も無いところから意識し、言葉にし、設計図にし、物質にする。
生命の樹が「意識の地図、意識の設計図」とも言われている所以でもあります。

意識がどのように現実化していくのかを理解する事は逆に「現実に起きていることからその始まりの意識をたどれる」ということでもあります。

まとめ

3つの視点からの生命の樹

  • 旧約聖書 創世記
    生命の樹の原点がエデンの園であるということ。
    神と等しい命の実を宿しているということ。
  • カバラ
    カバラとは受け継がれてきた伝承であるということ。
    セフィロトの樹は概念図であり方法であるということ。
  • スピリチュアル
    セフィロト(セフィラ)は「無」からの始まりであるということ。
    生命の樹が意識の設計図であること。

これらを簡単にまとめてみました。

生命の樹は奥が深い上に広範囲です。
カバラやユダヤ教(宗教)にも密接に繋がっていますし、各種占いや引き寄せの法則などスピリチュアルな分野にも繋がっています。
目にする機会も多く神秘的な生命の樹に少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです。

参考記事

当記事及び、当サイトの参考文献の一覧です。 参考文献一覧