生命の樹

生命の樹 第8セフィラ ホド(Hod)【栄光・水星】

生命の樹 セフィロトの樹 treeoflife treeofsmil セフィラ ホド 水星

生命の樹(セフィロトの樹)という不思議な図形は「宇宙」と「魂」のあらゆる要素を図式化しようとした試みだと言われています。

もう少し分かりやすく言うと「科学」「心理学」「哲学」「神学」を一つの形にした図形。

もっともっと簡単に言うと「人体」「宇宙」「意識の状態」を一つに合わせている図形。

「人間もまた小宇宙である」

人間は「物質的」「心理的」「霊的」「神的」要素から作られていると言われています。生命の樹(セフィロトの樹)と似たような要素なのです。

 

「惑星の意味を知ることで自分を知る」

生命の樹の母胎はカバラというユダヤ神秘学です。

「カバラ」は名詞ではなく動詞
ヘブライ語で「受け取る」「伝承する」を意味します。

そしてカバラの前提は「在る」という意識。「無い」「足りない」から始めるのではなく「在る」「満ちている」から始める。

よって、惑星の影響を受けている。のではなく、持っているものを使っている。在るものを使っている。そう考えても良いのではないでしょうか。

夜空を惑星を観測することで、自分自身を知る手がかりを受け取ることができる。
そう考えるのも古代からのロマンがあって良いのではないでしょうか。

生命の樹の左下部にあるセフィラ「ホド」

生命の樹 セフィロトの樹 treeoflife treeofsmile セフィラ ホド 栄光

ヘブライ語の「ホド」の意味は「栄光」です。
そして、生命の樹では「栄光」の他にも「思考」「名誉」の意味を持たされています。
栄光や名誉など賞賛に使われる言葉が左側の一番下にあるのにも意味はあるはず。

単なる思い付きではなく思考を重ねた先の栄光や名誉。
地に足をつけた先にある確かな未来。
そのように考えると希望が広がります。

第8セフィラ「ホド」の天使 大天使聖ミカエル

生命の樹 セフィロトの樹 treeoflife treeofsmil セフィラ ホド ミカエル

ホドには「大天使聖ミカエル」が割り当てられています。

知力と武勇を併せ持つ優れた天使。守護者として守り手として拝されているミカエルには死者を冥界に導く役割があります。
宗教画の「最後の審判」ではキリストの足元で死者の魂を計りにかけ【天国か地獄か】の判決を下している姿が描かれています。

名誉や栄光は力となり、大きな影響力にもなります。
大きな力は己の欲望の為にではなく、大切な人やモノを守る力として使うよう考え意思を持って選択する。
そのように大天使聖ミカエルが守護者として力を分け与えてくれるように思います。

3大天使の割り振り

  • 6.ティファレト(太陽)ラファエル(神は癒す)
  • 8.ホド(水星) ミカエル(神に似たもの)
  • 9.イエソド(月) ガブリエル(神の英雄)

10.マルクト(人・現実世界)に近い場所に3大天使が配置されているのが興味深いところです。

第8セフィラ「ホド」と生命の樹カウンセリング

生命の樹カウンセリングを行う時の第8セフィラ「ホド」は

  • 社会貢献
  • 社会との関り
  • 周りによって引き出される力

をあらわします。
大人になってから使う資質や能力であり、社会に対するメッセージ性(志や動機など)などをあらわします。

第6セフィラ「ティファレト」生まれ持った自分の資質に対して、第8セフィラ「ホド」後天的な努力によって培った能力です。

第8セフィラ「ホド」と願望実現の生命の樹ワーク

願望実現の生命の樹ワークを行う時は

  • 現実に実行する部分
  • 具体的な方法

を書き記します。
「願いに向けて今自分にできることは何なのか?」
それを具体的な方法として考え、日々実践することが自信となり糧となります。

生命の樹×占星術 のホドとは?

ホドは惑星では「水星」を割り当てられています。
占星術における「水星」とは

【水星】はコミュニケーション・知性の象徴
〔太陽〕と〔火星〕が男性原理をあらわす天体であり
〔月〕と〔金星〕が女性原理をあらわす天体であるのに対して
【水星】は中性的な天体です。

【水星】は人間の〔知・情・意〕で言うと【知】を司る天体。
脳・思考・知性・言語を象徴する天体(以下略)

西洋占星術の入口|miraimiku 様より抜粋

水星とホド

水星とは、

  • 技術・技能
  • 知性
  • 才能(仕事や適職)
  • 言語力・文章力
  • コミュニケーション能力
  • メッセンジャー
  • 思考回路

など、個人の表現やコミュニケーション方法、考え方などの思考方法を示します。

水星は常に太陽と28度以内の角度を保ちます。
太陽と離れることなく寄り添い続けます。
それは、太陽が掲げる目的意識を上手に水星が表現していくよう。

どんなに崇高な想いも考えただけでは実現しません。
現実的に行動しなければ単なる机上の空論。夢物語。

セフィラは1つで成り立っているわけではありません。
1つだけの意味では片手落ち。10個あるからこそ成り立つもの。

夢を現実にするためにも。想いを伝えるためにも。
実際に頭を使って、手を使って、足を使って、目に見えるカタチに創り上げていこうとする努力。

そこに同じ想いの人が集まって大きな力になっていくのではないでしょうか。

人も惑星もセフィラも単体ではちっぽけなもの。
しかし、同じ想いや同じ目標を共有することによって大きな力を得る事はできます。

社会と人とのコミュニケーション

水星とホドが伝えたいこと。これが古代から続く繁栄の栄光の一つのキーワードのように感じます。

生命の樹×数秘術 のホドとは?

「8」はセフィロトの樹では「ホド」と呼ばれ、名誉や荘厳、壮麗さをあらわしています。
もともと「8」は基礎を意味する「4」を2倍にした数。つまり二重の基礎を物語っているのです。

心理学では「8」は組織力や支配力、それに成功と権力を象徴している数とされています。
占星術では「8」は土星と関係あります。
これは過酷な試練の末に勝ち取る成功や安定、支配を意味する数とされています。

浅野八郎著「カバラ」占いの書 より抜粋

【引用文献】

8番目のセフィラ ホド

数字で見た「8」は強力なパワーのある数字。
また〔破壊と成功〕〔ウジウジかパワフル〕のように極端な数字とも言われています。
支配ではなくコントロール。先頭に立つのでなく監督のような采配
そして「8」は基礎を意味する「4」を2倍にした数。つまり二重の基礎を意味しています。

ホドには、ただ目立ちたいだけ、注目されたいだけの薄っぺらさはありません。
着実に基礎を築く安定感。長い時代をかけて得る信用・信頼。
それを納得させるだけの実力

そこにいるだけで安心できる存在。なくてはならない存在。
そんな頼りがいのある存在に思えます。

三本の柱の中のホドの意味とは?

生命の樹 セフィロトの樹 treeoflife treeofsmile 3本の柱 峻厳の柱 均衡の柱 慈悲の柱

左側の峻厳の柱、右側の慈悲の柱、中央の均衡の柱。

ホドは左側の峻厳(しゅんげん)の柱の一番下に鎮座しています。
峻厳の柱が意味するのは「女性性・受動的な力」です。

ホドは影の実力者。
前へ前へ出ていこうとする目立ちたがり屋ではありません。
そして物事を成すには基礎や土台が大切。

真ん中ではなく左側。
柱の中央や一番上ではなく一番下。
ここに備わるのは必然であり安定感が違います。

【この世の中はバランスが大事】

コツコツと地道に築いていく厳しさには、女性的な優しさも必要。
だからこそ受動的な力を意味する左側の柱に配置されたのだと思います。
栄光を求め力強く築くための根底にある優しさ

与える優しさ。受け取る優しさ。

それを兼ね備えてこそ力を発揮できるということなのでしょう。

ホドの栄光とは?

どんなに頑張っても一人では限界があります。
しかし仲間と共に歩むにもそれぞれが自立していることが必須
支え合うには一人一人が自分の足で大地に立っていなければ始まりません。
誰かの力に頼り切りでは共倒れになります。

最初は誰でも一人から。

自分の頭で考え愚直に行動するからこそ仲間が増えていく。
同じ理想の同志と切磋琢磨しながら進む力強さ。

栄光そのものを目指していた訳ではないが、結果として栄光を手に入れた。
想いと行動の結晶。
自己満足ではない他者からの尊敬

生真面目さと情熱を秘めた美しさ。
気付いたらつい目で追ってしまっている美しさがイメージされます。

生命の樹 セフィロトの樹 treeoflife treeofsmil セフィラ ホド 栄光

【引用文献】

占星学とカバラ 生命の樹
(Astrology&kabbalah)
ゼブ・ベン・シモン・ハレヴィ(著)
丹羽敏雄(訳)
出帆新社 カバラシリーズ より
ISBN 978-4-86103-013-0
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