生命の樹

生命の樹 第10セフィラ マルクト(Malkuth)【王国・地球】

生命の樹 セフィロトの樹 treeoflife treeofsmil セフィラ マルクト 地球

カバラはヘブライ語で【受け取る】ことを意味します。
そして、エネルギーは上から下へと流れていきます。

上の世界=見えない世界
から
下の世界=見える世界へ

下の世界、見える世界にいる私達は等しくエネルギーを受け取れるはず。
しかし、受け取れている人と受け取れていない人がいます。

それは、

受け取る器に穴が空いている。
受け取る器が小さい。

では、どうしたらいいのでしょう。

器に穴が空いていたら、塞いでしっかりした作りにすればいい。
器が小さければ、大きく広げればいい。

そしてそこにエネルギーが【在る】ことに気付けばいい。

受け取るための器をしっかりと作るためにも、生命の樹の教えはあります。

 

「人間もまた小宇宙である」

「錬金術」と聞くと難しそうなもの。怪しそうなもの。特別なもの。
そんなイメージが持たれがちですが実は身近なものです。

もとすごく簡単に言うと「循環しているエネルギーから、エネルギーを取り出して形にする」というもの。

身近なもので言うと「ビジネス」「お金」もそうです。
モノの【価値】や【信用】という目に見えないものを、目に見えるカタチにしたもの。

 

月の光や星々の光。
これらも1つのエネルギー。

夜空を見上げて、光を輝きを受けてどう感じ、何を想うのか。

頭で理解するだけでなく、ココロに感情にどう落とし込めるのか。

それによってワタシという人間はどう変化していくのだろう。

生命の樹最下部にあるセフィラ「マルクト」

生命の樹 セフィロトの樹 treeoflife treeofsmile セフィラ マルクト 王国

生命の樹のマルクトには「王国」という言葉が割り当てられています。

王国とは、
王が支配している国、領域。
大きな勢力を持って栄えている国家。

王位の象徴だった「1.ケテル」【王冠】が多くの道筋を経て、実際の物質(カタチ)として「10.マルクト」【王国】となる。

「王国」とは実態の無い概念だったものが物質に変わったもの。
ある種の終着点。そして新しい物語の始まり。
まさに錬金術の形なのではないでしょうか。

第10セフィラ「マルクト」の天使 サンダルフォン

生命の樹 セフィロトの樹 treeoflife treeofsmil セフィラ マルクト サンダルフォン

マルクトには「大天使サンダルフォン」が割り当てられています。
「共通の兄弟」を意味し、大天使メタトロンの双子の兄弟とされています。

大天使メタトロンは第1セフィラ「ケテル」に割り当てられた天使です。

サンダルフォンは、メタトロン同様「元々は人間でありながら天使になった」という特異な経歴を持ちます。
人間の頃は予言者エリアと呼ばれていました。
異教徒に迫害されながらもヤハウェへの信仰を捨てなかった予言者とされています。

実は2人は生きていた時代が違いますが、名前の末尾に「エル(el)」が付かない点や、本来は人間だったという経緯から天使の中で双子とされることが多いです。

天使の名前の共通点には末尾にエル(el)がつきます。エルのヘブライ語の意味は「神」をあらわし天使が神に近い存在として象徴する特徴です。

大天使サンダルフォンは、天から地上に降りていく魂の性別を決めているとされ、
女性性と男性性の統合した姿をしているとされています。

そして、天国の音楽や歌を司る職務を受け持っています。

また地球の平和を願う天使でもあり、オリーブの小枝や心地よい音楽を使って人々に寄り添っているのです。

 

信じることは愛すること。

人間は弱い。
しかし弱いけれど、
信じる人。信じる想い。がある人は強い。

それは自分本位の我儘からくるものではありません。
誰かのため。まだ見ぬ未来のため。

時に戦い、時に癒す。
皆が笑顔でいられるように。
愛する人が安心していられるように。

大天使サンダルフォンはいつもの日常に寄り添っている。

第10セフィラ「マルクト」と生命の樹カウンセリング

生命の樹カウンセリングを行う時の第10セフィラ「マルクト」は

  • 現実的なやる事の質
  • 使命
  • 人間関係
  • 天職
  • 主観

をあらわします。

第1セフィラ「ケテル」にある魂の使命が地上で形作られた時に、どのような状態になるのかを紐解きます。
具体的な役割や天職の質などをあらわしています。
それは、今までやってきた事の中にヒントがあり、自分の人生の中にヒントがあります。

 

生命の樹カウンセリングにおいて「マルクト」は第11セフィラ、第12セフィラ、にもカタチ作っています。

生命の樹 セフィロトの樹 treeoflife treeofsmile 生命の樹カウンセリング Tree of Life Counseling

生命の樹カウンセリングを行う時の第11セフィラ「マルクト」は

  • 身近な友人・知人からの視点
  • 希望
  • 客観

をあらわします。

身近な人が自分をどのように見ているのか。をあらわしています。

生命の樹カウンセリングを行う時の第12セフィラ「マルクト」は

  • 見ず知らずの他人からの視点
  • 社会の視点
  • 美容
  • 調和

をあらわします。

見ず知らずの人が自分をどのように見ているのか。をあらわしています。

 

自分が思う自分と、人からの視点は得てして違うものです。
だからこそ11セフィラと12セフィラは比較して見ることに意義があります。

  • 自分が思う自分
  • 友人から見た自分
  • 他人から見た自分

特にサービス業でのお仕事をされている方は「他人からどのように見られているのか」「初対面の人からどう見られているのか」は大切なことです。

第10セフィラ「マルクト」と願望実現の生命の樹ワーク

願望実現の生命の樹ワークを行う時は、願い事やワークの「未来の先取り」を書きます。願いが実現して、欲しい気持ちを手に入れた時にどのような状態になっているのか。

「現実的にどのような状態になりたいのか?」
具体的な状態を描くことにより最終地点、ゴール設定が明確になります。
想いを現実にするには、目に見える状態、イメージできる状態にまで落とし込むことが大切なのです。

生命の樹×占星術 のマルクトとは?

マルクトは惑星では「地球」を割り当てられています。

占星術における「地球」とは

占星術はとても簡単に言うと、地球から見た10個の惑星と12の星座の位置や角度を読み解き、地球上の人類・社会・自然などにどのような影響を与えるのかを
研究していく学問です。

具体的に惑星として地球は出てきません。
しかし出て来ないからといって【無い】わけではありません。

占星術において地球は中心なのです。
地球が、宇宙や惑星からどのような影響を受けているのか。

占星術でも生命の樹でも地球は「存在」をイメージさせます。
自分自身は直接自分の目で見えないけれどココに存在する。見えないけれど【在る】(占星術)
様々な要素を組み入れ抽出して最終的に【成り立つ】。出現する。(生命の樹)

セフィラは1つで成り立っているわけではありません。
1つだけの意味では片手落ち。10個あるからこそ成り立つもの。

自分自身というものは、一番分かる存在であり、一番分からない存在でもあります。

様々な経験。生きてきた道のり。たくさんの出会ってきた人々。
自分の存在は今、この瞬間に生きている。
ということで証明されています。

自分という【点】。それだけではなく人生という【線】
そして、重なり合う人々との【面】

それらが織りなす人生という冒険をどのように進めるのかは自分次第なのです。

生命の樹×数秘術 のマルクトとは?

最後の「10」は「マルクト(王国)」をあらわしています。
10個のものが互いに結び合い、相反するものが対立しながら世界の存在を形成していると考えるのです。

浅野八郎著「カバラ」占いの書 より抜粋

【引用文献】

10番目のセフィラ マルクト

数秘術は一桁の1~9までの数字に当てはめるので「10」の本来の数は「1」となります。しかしカバラ数秘術で「10」は完璧な数字と考えられ、特別な数字として位置付けられています。

「10」の構成は「1」と「0」の両方を兼ね備えています。

始まりの「1」と何も無い状態の「0」。
しかし「0」は無限永遠という意味もあります。

何も無い状態から新しいことが始まり無限に続く。

まさにケテル「1」から始まった想いが、マルクト「10」で形になった様子をあらわし、想いを形にする素晴らしさを物語っているようです。

三本の柱の中のケテルの意味とは?

生命の樹 セフィロトの樹 treeoflife treeofsmile 3本の柱 峻厳の柱 均衡の柱 慈悲の柱

左側の峻厳の柱、右側の慈悲の柱、中央の均衡の柱。

マルクトは中央の均衡の柱の一番下、生命の樹の最下部に鎮座しています。
均衡の柱が意味するのは「バランス」

「峻厳の柱」と「慈悲の柱」に挟まれた「均衡の柱」。

  • 女性性と男性性
  • 受動的な力と能動的な力
  • 厳しさと慈しみ

そして、

  • 惑星と地上
  • 想いと物質
  • 空想と現実

その間に入ってバランスをとる。

均衡とは、ゆるぎない基礎と本質を見失わない心の上に成り立つもの。
それを無意識に感じ行えること

 

マルクトは生命の樹の最下部、すべての作用の最終結果となります。

そのマルクトに多大な影響を与えるのは隣接するイエソド
イエソドの惑星【月】がマルクトの惑星【地球】に光を注ぐように。

イエソドはその形を具現化するために、マルクトの物質的粒子を拾い上げるまでは形として留めることができない材料で造られています。
同じようにマルクトはイエソドの諸力に魂を吹き込まれるまでは生命のない物質です。

長い道のりを経て辿り着いた【王国】という場所で、お互いがお互いを補いようやくカタチとなりナカミを注ぎ込まれひとつの花が開くのです。

マルクトの王国とは?

生命の樹のひとつの最終地点としての王国。
長い旅路の終着点であり、概念が形に変わる

正解・不正解はありません。

それはひとつの形。

ただ、旅路の終着点ではあるかもしれませんが、これで終わりではありません。

今度は王国としての始まりがある。

そう。
終わりと始まり。

 

大地に足をつけて。
一歩、一歩踏みしめ進むように。

沢山の想いがひとつになりまた新たに旅立つ。

それは、群れて慣れ合うのとは違う。
信じ合える仲間や友と必要な時に寄り添い助け合う姿。

自分で立ち、歩くことが出来るから、
傷ついた仲間に手を差し伸べることができる。
力尽きた友を助けることが出来る。

ひとりだけど、ひとりではない。

そんな美しさがイメージされます。

生命の樹 セフィロトの樹 treeoflife treeofsmil セフィラ マルクト 王国

【引用文献】

占星学とカバラ 生命の樹
(Astrology&kabbalah)
ゼブ・ベン・シモン・ハレヴィ(著)
丹羽敏雄(訳)
出帆新社 カバラシリーズ より
ISBN 978-4-86103-013-0
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