生命の樹

生命の樹 ダアト(Da’at)【知識・冥王星】

生命の樹 セフィロトの樹 treeoflife treeofsmil セフィラ ダアト 冥王星

カバラの中心をなしている生命の樹。

見えない世界(天界)の概念を、見える世界(地上)の言葉で伝えようとしても「たとえ話」や「暗示」するしかできません。

そして言葉は伝える人の感情や解釈が入ってしまいがちですが、図形や色はダイレクトに脳に働きかけます。
よって、より本質を受け取ることが出来るのです。

【頭で知ること】と【本当に理解する。腑に落ちる。】ということは違います。

それを直観的に分かるようにあらわしたのが生命の樹なのです。

 

「人間もまた小宇宙である」

 

理屈ではない心で感じたもの。
言葉では言い尽くせない物語を色やカタチで表現するもの。

宙(そら)に星が在るように、人間の中にも希望という星が在るはず。

夜空を見上げて希望を持つように、自分の内面と向き合って希望を確かめよう。

ワタシの可能性は無限大なのだから。

生命の樹の深淵の上に存在する「ダアト」

生命の樹 セフィロトの樹 treeoflife treeofsmile 深淵 アビス ダアト

生命の樹のダアトには「知識」という言葉が割り当てられています。

知識とは、

  • 知ること
  • 知っていること
  • 認識すること
  • 理解すること
  • 頭の中に入ってきた情報

ただ、ダアトの「知識」は学ぶ知識というより【もともと在る知識】であり、神から授かっている【高次の知識】という意味になります。

深淵(アビス)の上に存在するダアトはセフィラではありません

10個のセフィラとは異なる不可視のセフィラ

  • 異なる次元にあるもの
  • 高次の知識
  • 霊的知識
  • 神秘の扉
  • 個人を超えた意識

このような意味付けをされています。

そして隠された意味として、

  • 悟り
  • 気付き
  • 神の真意

 

生命の樹のセフィロトとは異なる次元の「ダアト」。ミクロコスモスとマクロコスモスの接触点であり、今と異次元を繋ぐ扉でもあります。

まさに謎のベールに包まれた神秘的な存在です。

セフィラではないダアトの割り当て

ダアトはセフィラとは違う存在とされているので樹にはあらわされません。
よって下記の割り当てもありません。

  • 天使
  • 生命の樹カウンセリング
  • 願望実現の生命の樹
  • 数秘術
  • 三本の柱

ただ、書籍によっては「惑星 冥王星」を割り当てているものもあります。

生命の樹×占星術 のダアトとは?

ダアトは惑星では「冥王星」を割り当てられることがあります。

占星術における「冥王星」とは、

〈霊的・不可抗力的天体〉運命的・宿命的要素

天王星・海王星・冥王星の3天体は、【トランス・サタニアン】と総称されます。
位置づけとしては、霊的・不可抗力的な天体。

個人の力ではもちろん、社会の力でもどうしようもできない、
宇宙的エネルギー。
あらがえない運命的な要素です。

冥王星
死と再生、極限性、不可抗力、逃げられないもの、あらがえない霊的エネルギー。

西洋占星術の入口|miraimiku 様より抜粋

冥王星とダアト

冥王星とは、

  • 死と再生
  • 破壊と再生
  • 変化
  • 強制力
  • 支配
  • 人生の変容を促す力
  • ゼロにする力
  • 闇・深淵
  • ALL or nothing 0か100か

などをあらわします。

実際の冥王星の質量はとても小さく、地球の衛生である月よりも小さいです。
2006年には準惑星扱いになっていますが、ホロスコープの中では間違いなく最も威力の大きい惑星なのです。

冥王星の持つ最大のキーワードは【破壊(死)と再生】です。

ゼロからのスタート。

それも、「在るものを壊して、まっさらな状態にしてからのスタート」というような強力なものです。

在るものをゼロにするのも、0から1にするのもとてつもないパワーが必要です。
それを可能にするくらい恐ろしい力を持っているということなのです。

セフィラは1つで成り立っているわけではありません。
1つだけの意味では片手落ち。10個あるからこそ成り立つもの。

当たり前ですが、ダアトはこの10個のセフィラの中に入っていません。
入っていないからといって、重要ではないという訳でも、単独で必要なのだという訳でもないように思います。

10個のセフィラが成り立つ上で必要とされるのかもしれないし、ダアトがあるからこそ10個のセフィラが成り立つのかもしれません。
空気のような存在。あって当たり前。しかしなくてはならない存在。

いつもそこに在る。(いつもそこにいる)

気付くか、気付かないか。

そして、
使うのか、使わないのか。

しかしいざとなったら問答無用で発動する。
そのように頼もしい存在のように感じます。

ダアトの知識とエデンの園

神秘のベールに包まれたダアト

ダアトの中にこそ生成と再生の秘密が隠されている。

『この世のものは「対立する二極」に分裂し、それとは違う「第三のもの」の中で結合することによって具現化する。』

このように言われ、この具現化する顕現世界への鍵がダアトの中にあるとされています。

エデンの園の2本の樹

エデンの園の中央に植えられていた2本の樹木。

【生命の樹】と【知恵の樹】

その実を食べると永遠の命を得るとされていた【生命の樹の実】。
その実を食べると善悪の知識を得る代わりに必ず死ぬことになる【知恵の樹の実】。

アダムとイヴは知恵の樹の実を食べた事により、エデンの園から追放されてしまいます。
なぜなら、知恵の樹の実と生命の樹の実をともに食べると神に等しき存在になれるとされていたからです。

ダアトの扉はどこに続くのか

生命の樹 セフィロトの樹 treeoflife treeofsmil セフィラ ダアト 神秘の扉

深淵の上に在る異なる次元のダアト。
ダアトの神秘の扉はいったいどこに続いている扉なのでしょう。

私見ですが、
そのダアトに割り当てられた「知識」がエデンの園の禁断の果実「知恵の樹の実」からきているとしたら?

生命の樹と知恵の樹はふたつでひとつ。
繋がっていると考えてもおかしくはないでしょう。

ダアトの扉がエデンの園に続いているとしたら・・・

ダアトの知識とは?

神秘の扉のダアト。
心の奥深くに誰でも持っている扉。

その扉を開くことが出来たら?
今とはまた違う世界(未来)に行けるとしたら?

扉に鍵はかかっていません。

少しの勇気があれば開けることができるはず。
怖さを拭い去ることが出来たら扉の向こうに行けるはず。

ダアトの知識はお勉強で積み重ねた知識とは違います。
人間がもとから持っている知識のこと。

生きる為の知識。
危険を避けるための知識。

それは生命にインプットされているもの。

私が私であるために。

誰かのためではなく、
人の目を気にしてではなく、
虚栄心を満たすためではなく、

私がそうしたいから。

余計なものを手放したらきっと分かるはず。

それはもうそこに在る。
私はもう受け取っている。

そんな深淵の闇から溢れ出る凛とした美しさがイメージされます。

生命の樹 セフィロトの樹 treeoflife treeofsmil セフィラ ダアト 知識

【引用文献】

占星学とカバラ 生命の樹
(Astrology&kabbalah)
ゼブ・ベン・シモン・ハレヴィ(著)
丹羽敏雄(訳)
出帆新社 カバラシリーズ より
ISBN 978-4-86103-013-0
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