3.資料
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清明(バヒール)の書より

生命の樹 セフィロトの樹 ミュシャ 笑顔の樹
tomoha

清明(バヒール)の書は、カバラ神秘思想の最初期の書物です。
この書からカバラは切り開かれていったと言われています。
両性具有論やセフィロトの発生過程など、生命の樹について興味深い事が書かれていたので参考記事として抜粋しました。
読みやすい日本語に書き換えていますので、参考にしてみて下さい。

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ラビ・アモライの言葉

ラビ・アモライは言った。
「アーロンは民に向かって手を掲げ、彼らを祝福した。そして(贖罪の供犠、全焼の供犠、和解の供犠を終えて)降りた」(レビ記9:22)とはいかなる意味か。彼はすでに降りてしまったのか。

いや「贖罪の供犠、全焼の供犠、和解の供犠を終えて降り」それから「アーロンは民に手を掲げて彼らを祝福した」のである。(第123節)

手のひらを掲げて祝福を与えることには、いかなる意味があるか。
両手には10本の指がある。これは天と地が刻印された10個のスフィロートを暗示する。

この10という数は十戒に対応する。これら10個には613の戒律が含まれる。
十戒の文字を数えれば、それらが613個の文字からなることに気づくであろう。(第124節)

生命の樹 セフィロトの樹 treeoflife treeofsmile ミュシャ

10個の言葉(マアマロート)とは何か

第1は至高の王冠だ

その御名とその民は祝福され、讃えられよ。その民とは誰のことか。イスラエルのことだ。『主は神であると知れ。我々を作り給うたのは、その民である我々ではなく、そのお方である』(詩篇100:3)
(第141節)

第2は知恵だ

『主は自らの道の始めに私をお手元に置いて下さった。古き御業のその前に』(箴言8:22)と書かれているように、知恵をおいて他に始まりはない。
『知恵の始めは主の畏れ』(詩篇111:10)と書かれているように。
(第142節)

第3は律法の石切場、知恵の宝庫、神の霊の石切場だ

これを教えるのは、主はすべての律法の文字を切り出し、自らの霊で刻印し、自らの姿を作りたまうということだ。すなわち『我らが主のごとき岩はない』(サムエル記上2:2)と書かれているように、我らが主のごとき作りてはいないのだ。
(第143節)

それは第3のことだった。では、第4とは何か

第4は『主の正義』(申命記33:21)だ。主の無垢と慈悲は全世界とともにある。つまり、それは主の右手のことだ。
(第144節)

第5は何か。それは主の大いなる火だ

『これ以上私にこの大いなる火を見せないでください。死んでしまいます』(申命記18:16)と書かれている。それは主の左手のことだ。
(第145節)

第6は栄光の玉座だ

それは王冠を戴き、包摂され、賞賛され、歓喜する。未来世界の家であり『神が光りあれとおっしゃると、光が生じた』(創世記1:3)と書かれているように、その場所は知恵のなかにある。
(第146節)

第7は何か

それは天上のアラボート界だ。なぜ天(シヤマイム)と呼ばれるのか。
それは頭部のように円形だからだ。水は神の右手、火は左手であり、これはその中心にある。火と水から水を支え(サー・マイム)、そして双方の間に平安をもたらす。

第7は世界の東だ。
そこからイスラエルの種が出る。脊髄は人間の脳から伸びて、生殖器に至るからだ
『東から私はお前の種をもたらそう』(イザヤ書43:5)と書かれているように、種はそこにある。
(第153節および第155節)

第8は何か

主にはご自分の世界にひとりの義人がいる。彼はすべての世界を成り立たせているため、主に愛される人であり、世界の基幹なのだ。
(第157節)

第9は何か

彼は言った。第9と第10はともに結びついている。
それらは一対の車輪のようだ。1つは北を向き、もう一つは西を向く。
そして最下方の地に行くのだ。

最下方とは何か。
それは地上の7つの地のなかで最後のものだ。『天は私の玉座、地は私の足置き』(イザヤ書66:1)と書かれているように、主の臨在はその足元にある。
『永遠のなかの永遠まで』(同34:10)と書かれているように、世界の永遠は地上にある
(第169節)

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参考資料まとめ

★カバラー、ユダヤ教について簡単にまとめた記事です。
日本語訳の不自然な言い回しを多少手直しして読みやすくしています。

合わせて読みたい
カバラー・ユダヤ教と生命の樹(セフィロート体系)
カバラー・ユダヤ教と生命の樹(セフィロート体系)

★こちらの書籍を参考にして記事を作成しました。

いつも笑顔でいられますように
笑顔の樹☆Tomoko

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TOMOKO
「生命の樹」に魅せられて、探求したり、発信したりしています。

I AM THAT I IM(私は私で在る)
生命の樹を知り、生命の樹を育む。
現実に根を張り、自分自身と向かい合う。

在りたい自分でいられる未来へ。
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